またまた『自己実現を果たしたいなら…2』から引き続いております。
え～、と言わずにお付き合いくださったら嬉しいです。
一応この回で最終回かな？
他責の話を前回したと思います。
自己実現に至るまでの大きな障害の1つが他責です。
もちろん他にもあります。
健康な体と心を、まずは手に入れる必要があるからです。
前回の私の過去話は、高校の頃、私が眠れなくなったところで終わりましたね。
ここと話は繋がります。
眠れなくなった私は、高校の養護教員の先生に相談し、精神科を紹介されました。
当時の私にも精神科に行くというのはものすごく抵抗がありましたが、不眠が続く辛さと不安に負けてしまい、受診しました。
そして鬱と不眠症を診断され、投薬治療とカウンセリング治療のスタートです。
薬の副作用があまりにもしんどく、それでも飲まないと治らないと勘違いし、しっかりと服薬し続けました。
頭は常に重たくぼーっとし、勉強どころではありません。
気持ちも沈み込み、不安にいつもかられるようになり、本当の病人になっていきました。
母は心配して薬を飲まない方がいいので？とよく言いましたが、病院の薬だしそんなわけがない、とかたくなに否定し続けてきました。
医学も薬も心から信頼していましたし、医師を目指したいという目標も出来た頃だったので、わずかな可能性も頭の中で打ち消してきました。
そしてなんとか高校を卒業し、大学進学どころではなかったので、家に引きこもることになります。
体調が悪い日が増え、ほとんどベッドの上で過ごす日々。
体重はどんどん増え、19歳の頃には102.9kg。
『血液検査の結果も悪く、いつ成人病で死んでもおかしくはない』と、医師に告げられた時には絶望的でした。
でもここでダイエットを試み、食事制限と運動を続け、21歳の頃には49kgまで痩せることができます。
某企業のグランプリコンテストでグランプリにも選ばれ、広告や雑誌にも掲載されるという成功体験は、私の中にわずかながらの自信を生み出してくれました。
自分の人生は自分の力で変えられる…と。
ダイエットをしながら軽いパートを転々としていた私でしたが、キャリアを積めずとも自分に自信が持てるという経験は大きかったです。
仕事に関しては正直なところ、どれも長くは続きませんでした。
続いたところもありましたが、お店自体が閉店してしまったので、長く続いて2年です。
メンタルがもろく、人間関係でちょっとした軋轢が起きても耐えられなかった…これが一番の要因です。
今思うと、自分の人生に重大な人物でもないのだから、聞き流せばよかったんですよね。
いじめてこようとするなら我慢せずに言い返したり、いっそのことおもいっきり戦えばよかったんです。
気が弱いまま自分で自分を守ってあげられなかったから、問題がややこしくなっていったんですね。
心や体が病んでいる状態では、『マズローの欲求5段階』の『生理的欲求』や『安全の欲求』段階でとどまってしまうので、そもそも仕事とか進路どころではありません。
特に心が病んでいる時の思考は魂本来のものとはかけ離れることが多いので、『いいと思って選んだのだけれど失敗だった』ということが増えます。
『心の底から消防士になりたいんだけど、心臓が悪くてあまり動けないんだよね』という肉体的な問題も同様です。
それなので、まずは健康な心と体を目指す必要があります。
健康な心を取り戻してから、改めて考えてみてください。
それが心の底から、本当にやりたいことかどうか。
実際にそのやりたいことをプチ体験した時、あるいは厳しい現実を知らされた時、まだその気持ちは変わらないか。
心からその道に進みたいなら、どんな地道な労力・努力もいとわない筈です。
大雑把にはなりましたが、これが自己実現に関して、私が学んだことの一部です。
いかがでしたか？
自己実現の道は一見キラキラ眩しく見えますが、傍から見たら大変そのものです。
特に個人経営にでもなってしまえば収入も不安定ですし、なんの保障もありません。
忙しくなれば四六時中働きっぱなしですし、社会的責任や負担もどっさりとのしかかります。
マニュアルなんて一切ないので、わからないところだらけなのに教えてくれる人はいません。
でもどんなに大変でも、『やりたい！！』という気持ちが、尽きることのないパワーをくれるのです。
私の場合はクライアント様の笑顔…これが一番のやりがいです♪
これまでの人生の中で一番『生きている』という実感も沸きますし、なによりも楽しいです！
プライベートではそろそろ2人目の赤ちゃんが来そうな予感なので、女性の仕事とプライベートの両立に、新しい風を吹き込みたいと思っているところです。
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