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前回の『自己実現を果たしたいなら…1』の続きになります。
いや~、前回の記事はドキドキしながら書きました。
自己開示ってすごく勇気が必要なんです。
でもね、師でもある世良ホメオパスはちゃんと包み隠さず自己開示しているんですよ。
この間のセミナーで感化されまして、やはり必要だな…と思い、踏みきっちゃいました。

さてさて、前回では小学4年生の転機の話で終わりました。
このころから、長期間連続的な深刻ないじめはなくなります。
(つまり短期間の小~中程度のものはまだいくつか出てきますが…)
少しずつ友達もでき始め、学校に行くのが楽しくなるのがようやく6年生の頃です。
そのころには、ようやく家で反抗期にも入ります。

楽しくて幸せなはずなのに、心の中で妙な変化が起こり始めます。
黒いモヤモヤが、時々感じられるのです。
今ならわかるのですが、『マズローの欲求5段階』に当てはめると、『安全の欲求』が満たされたことで上の段階の欲求にすすんだんですね。
いじめが終ってよかった~だけでは、勿論すまないわけです。
安全が確保され始めたことで、不安や恐怖にずっと耐え続けて来た精神が悲鳴を上げ始めます。

『なぜ自分だけがこんなめに?』
『なんで誰も助けてくれなかったの?』
『Mちゃん、あれだけひどいことを私にしてきたのに友達に囲まれて笑っているなんて…』
『なんで学校休ませてくれなかったの?』『おじいちゃんやおばあちゃんたちさえいなければ、私は幸せになれていたんじゃないの?』
『お金があるから悪いなら、貧乏な家にうまれてくればよかった』
自分に起こったことを周りのせいにし始める時期…つまり他責の時期。
これはまだ自分に起こったことを、受け入れ切れていない状態です。
この黒いモヤモヤは次第に大きくなっていき、中学性の頃には心の半分を占めてしまいます。

こうやって私は、心をどんどん病んでいきました。
夜には恨みと悲しみで頭がいっぱいになり、祖父母やいじめた人たちにどう復讐できるかを考えていました。
怒り・憎しみに心が支配され、周りと衝突することも増えました。
とりあえずは良い学校に入り、収入的にも名声的にも良い職業に就くことで、彼らを見返すことを目標にします。

でも心のどこかで限界を感じ、高校受験では第一志望の受験で、答案を白紙で出してしまいました。
この時すでに、もう心のどこかで疲れて果てていたんだと思います。

浪人して予備校に通い、猛勉強をしました。
全国模試で良い成績をおさめ、県内でも有名な進学校に入学します。
みんなが喜び、将来は約束されたと思われていました。
もうこのころには、私の心と体は限界に来ていたのです。
不思議なことに、一睡もできなくなったのです。

今思うと、不眠は『人生に絶望している』というスピリチュアル的な解釈があります。
本当にその通りで、私は人生に絶望しきっていたのです。

こうやって振り返ると、私は人生選択で数々の過ちを犯していますね。
まずは進路選択の場合です。
『自分が心からなりたい職業の進路に進む』ならOKだったと思います。
でもすでに『祖父母たちやいじめた人たちを見返せるような、名声も収入も高い職業』に就けるよう…と自分の可能性を制限してしまっています。
しかもスタートしている感情が、『憎しみ』や『復讐』です。
怒りは力にもなりますが、自分の身も燃やし続けることにもなりえます。
『諸刃の剣』…それが『怒り』です。
結局この怒りは、自分自身を燃やしてしまうことになりました。
志半ばで燃え尽きてしまったからです。

その行動・選択をどんな気持ちから始めるか…これってかなり大切なんです。

次に他責の傾向についてです。
『お金がないから~できない』
『夫が許してくれないから~できない』
『子どもがかわいそうだから~できない』
『社会が悪いから~できない』
『〇〇のせいで、私はこうなった。だから~できない。』

…このように、人って不思議なことに、何か・誰かのせいにしてしまう傾向があります。
人って、思っていたよりも弱い生き物だからだそうです。
私もそうでしたし、まだその名残も残っています(笑)

でもね、実はそれは違うんです。

たとえば私の場合を例に出しますね。
実家ではペット禁止でした。
祖父母が動物嫌いだからです。
でも私は心のよりどころが欲しかったので、お小遣いでハムスターをこっそりと飼いました。
実際3日ほどでばれてしまい怒られるのですが、返品もできないから…ということでそのまま飼うことになります。

これを先ほどの例に当てはめると、『祖父母が動物嫌いなせいで、ペットを飼えない』という他責の構図が出来上がります。
でも、私のように『飼ってもらえないならこっそりと飼う!』という手段もあるわけです。
周りのことを考えずわがままを貫いているようですが、本当に欲しかったんです。
ペットというよりは、友達が!
だって学校でも家でも、辛すぎたし寂しすぎましたからね。

他の例ですと、『うちにはお金がないから、お前を大学には通わせられない』と両親に言われた人がいるそうです。
でもその人はアルバイトを掛け持ちしながら、大学に通っています。
並大抵の大変さではないでしょうが、でも心からの望みだからこそ頑張れるのではないでしょうか。

本当に叶えたいなら、誰に反対されても、時間やお金がなくても…どんな手段をつかってでも叶えようとするのかもしれないのです。
なりふりなんて構ってられない!

でも他責をしている限り、私たちは周りのせいにして自分を正当化し、叶えるための努力から顔を背け続けてしまうのです。
『頑張ってもだめかもしれない』とか『仕事と副業と両立なんてできるわけない』とか『なんの保障もない道だし、養うべき家族もいるし』とか…ね?
身に覚えありません?
私はめちゃくちゃ身に覚えがありますよ(笑)
ずっと娘のせいにしていました。
『子どもはまだ小さいし』とか『怪しい職業の母親だといじめられたらどうしよう』とか…
開業しない言い訳をたくさんみつけては、『できません』の一点張りでした。

だから他責の話を世良ホメオパスのセミナーで聞いたときに、本当にはっとしちゃいました。
私の人生は変わった時って、確かに他責をやめたときだった!!
そしてクライアント様方も同じ…。

自分で自分の世界を創りあげている…これはもう馴染みのクライアント様がた、ご実感されていますよね?
『この悩みは、自分の中にある~が原因だった』ということ、よくボディートークで体験しませんか?
それに関する『気づき』があった時には、すでに潜在意識に変化が起こっています。
『他責』が『他責』ではなくなる瞬間です。

他責をせず、自責をしてほしいということではありませんよ?
自責も結局は、他責と変わらなくなってしまうこともあります。
人間なので失敗もうっかりもあります。
そんな時も反省は必要ですが、命に関わるような失敗でなければ、引きずる必要はないわけです。

この世界を創っているのは自分自身。だからこの世界を変えられるのも自分自身!
ここに真の意味で至ることができれば、もう怖いもの知らずですね。
今ある環境も、人間関係も、自分が創り出しています。
つまり自分が変われば、世界が変わると言っても過言ではないのでは…??

長々となりましたが、『自己実現を果たしたいなら…3』に続きます♪

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